• 熊谷亘泰事務所 熊谷亘泰

脚下照顧


今回はまた夢の話です。

夢のキーワードは、「脚下照顧」、禅語の一つです。

意味は、足下を照らし顧みる、すなわち、外にばかり目を向けず、自分の身近にあることに注目するということです。よく禅宗のお寺の玄関に行くと、この四字熟語が書かれた掛札を見かけます。

写真には特に「脚下照顧」の文字はありませんが、イメージしやすいよう禅寺の写真を入れてみました。東京の禅寺の一つである、赤穂浪士ゆかりの泉岳寺です。撮影者は私熊谷です。

さて、夢のストーリーに戻りますと、私はとある禅寺にお参りに来ていたという設定です。そのお寺の住職様が「内陣(僧侶が法要や勤行をする場所で、僧侶以外立入禁止の区域)の中に入ってよいか?悪いか?」という問答を、私と同じように一人でお参りに来た女性と私の2人に問いかけます。普通であれば、「当然僧侶以外立入禁止の聖域なのだから、悪いに決まっている」と答えたくなるところです。

ところが、その住職様は「ヒントは境内の額に掲げられている四字熟語だ」と言います。額には「脚下照顧」と書かれています。そして、住職様は「足下を見ると畳の縁(ふち)がある。その縁を踏むか踏まないかで良いか悪いかを判断するのだ。」と言うのです。禅問答のようなよくわからない答えですが、よく考えますとこの回答はいくつかの解釈ができます。

1.良いか悪いかの区別は、個人のとらえ方によるのであり絶対的なものではない

2.仏様や人々との縁(「ふち」ではなく「えん」)を大事にする気持ち、すなわち、心の持ちようが重要であり、形式だけに囚われるな

3.己の内面を顧み、常識的なものにこそ疑い(監査用語でいう懐疑心)を持つべきである

本当にありがたい夢です。その後、お寺のご本尊様に正座合掌してこの夢は終わりました。

最近の私は、顧客獲得を意識するあまり焦っていたように思います。また、事務所経営の成功パターン、失敗パターンを絶対的法則のように捉え、その通りにならないと上手くいっていないと自らに不満を持っていたと思います。

焦らず、また、固定観念にとらわれず、お客様への対応と事務所拡大をしていきたいと考える今日この頃であります。

ところで、夢の中に出てきた女性は、何故お寺にお参りに来たのでしょうか?気になります。

#脚下照顧 #夢

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