• 熊谷亘泰事務所 熊谷 亘泰

北海道MaaS構想(緊急時対応)

おかげさまで最近は仕事の依頼や会務を多くいただいており、なかなかブログ更新の時間が取れませんでした。


今年2020年に入ってから、新型コロナウィルス(COVID-19)が世界中で流行し、日常生活、経営、雇用などいろいろと悪影響が出ている状況下です。この悪影響が小さく、かつ、早期に収まることを祈ります。

今回の流行で交通にも大きな影響が出ています。飛行機や鉄道、バスは、人々の移動が自粛ムードになっていることで利用客が半分以下になり、運休や減便が出るほどです。道路での交通量も減っています。MaaSが人々がそれぞれの目的と行動にあった快適な移動を目指す手段であるとするならば、移動自粛ムードで移動量が減少すると、MaaS自体の意義が無くなりかねません。


では、移動すること自体を躊躇するような、感染症の流行や災害、有事が起こった場合、MaaSを生かす道はあるのでしょうか?

部分的な被害であれば、代替ルートを迅速に提案する場面でMaaSの威力が発揮されます。これまでは、交通機関ごとにばらばらだった運行状況や道路開通情報管理が統合されることで代替案の選別が迅速になります。

今回のコロナウィルスショックのような世界的な移動需要の減少に直面した場合はどうでしょうか。移動自粛ムードが生じている理由を考えてみますと、

違う場所へ移動することで、ウイルスの感染箇所に遭遇する恐れから、出控えてしまう

違う場所へ移動することで、ウイルスの感染を広げる恐れから、出控えてしまう

感染リスクの高い人込みの場所がどこなのか予測が難しく、出控えてしまう

④そもそも移動する乗り物の狭い空間で感染する恐れから、出控えてしまう

ということになるのではないでしょうか。


①~③については、人込みの把握、感染箇所の情報公開である程度は過剰な移動自粛ムードを抑えることができるのではないかと考えます。

④については、乗り物自体の構造の問題であり、感染リスクを減らすため搭乗制限を強化すれば過剰な移動自粛ムードを抑えることができるのではないかと考えます。


いずれにしても、不要不急の移動をしないことが最も予防になることには変わりなく、今回のような世界的な感染症の発生が起こった場合、終息後のMaaS維持のため、売上減少保証制度の充実や防疫・消毒技術の向上など、情報や乗り物以外の技術進歩や改善がMaaSの発展のために必要なのかもしれません。


今は苦難の時ですが、技術進歩のための新たな課題もわかる好機なのでしょう。


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